土地の取引をするのに、当然だが欠かせないのは、対象となる土地がいったいどこからどこまでか、ということだ。
そこで、登場するのがSurveyor、測量士だ。
測量には、Land commission が指定する柱を使う。
ご指定の柱というので、どんな大層な柱かと思ったら、・・・単なるブロックじゃないの?というなんの変哲のないコンクリートの塊。
これを対象となる土地の四方に置き、リファレンスポイント(結構、対象地から距離があることもあったりするのだけれど)との距離をGPSで割り出し、土地を測量、地図を引く。
GPSなんて登場するずっとずっと昔、ガーナの人たちは、どのように土地の取引をしていたかというと、土地の境界にとある木を植えて、境界いを確定していたという。
なんという木か、名前はわからなかったのだけれども、その目印となる木がこちら。
綿帽子のような他の木とは明らかに異なり目立つ上、この木は、他の木と異なり燃えてもすぐに生えてくるので、火事で焼失するようなことがあっても、土地の境界を見失うことがないのだという。
この木からこの木までの直線が境界、ということだ。
なるほどねえ。