ガーナ自社モリンガ農園プロジェクト

2020年、コロナ渦でガーナで始まった自社モリンガ農園プロジェクト。
 
雑草でボーボーだった土地に、初めてモリンガを植え、葉が繁るように育つまでの1年間の様子をビデオにまとめました。
 
 
モリンガは、既に現地のモリンガ農園から仕入れていることもあり、モリンガの栽培を行うということは、彼らからのビジネスを奪うことになるのではないかという懸念があったため、当初は栽培は考えていませんでした。
 
ここ数年モリンガの卸の依頼をちらほら受けるようになりましたが、乾期などはすぐに対応できないこともあり、お断りしてきました。
 
需要が供給より高まってきているように感じ、共に生産量を増やし、生産者と共に協業ができると思えるようになったので、自社農園を始めることにしました。
 
実際、モリンガの栽培を始めるにあたって、現在の契約農園からもたくさんアドバイスをいただきました。
 
モリンガは、勝手に育つと言われていますが、実際に行ってみると、斜面での栽培ということもあり、そんなに簡単ではなく、試行錯誤を繰り返しました。
 
でも、ある程度まで育つと、そのあと、一度枯れたか?と思ってもまた芽吹く生命力に、みんな脱帽していました。
 
モリンガの丸い葉っぱは、とても可愛らしく、まるでペットを愛でるように、「かわいいね」なんて言い合っていました。
 
とは言え、まだモリンガを育てられるようになっただけで、収穫後のプロセスセンターなどの設備投資はこれからになります。
 
その間も育ち朽ちていくモリンガは、そのまま大地の栄養になって土を豊かにしてくれるので、それはそれで良い投資だなと焦ってはいませんが、これからどうその資本を用意するかというところです。
 
ほぼ全ての輸出対応をしているモリンガ農園は、首都アクラから何時間も車で行く地方に位置しています。
 
とてもちょっと日本から来ましたという人が気軽に行ける場所ではありません。
 
弊社の農園は、アクラから車で1時間という好立地。
にも関わらず、丘陵にあり、眼下に広がる景色は圧巻です。
 
都会の喧騒から離れ、緑いっぱいの澄んだ空気に囲まれると、心が洗われます。
 
ここではモリンガ以外の野菜も育てており、いつかここにファームハウスを建てて、自給自足の農園生活が体験できるようになればいいなと思っています。
 
そして、日本からモリンガ農園をご案内できるような日が来たらいいなと夢を見ています。
 

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