森を育むのが土ならば、人にとっての土は、腸だそうです。
腸には、免疫細胞の7割が集まり、第二の脳と言われていますが、実は、むしろ腸が脳を支配しているのではないかという説もあります。
日本では、古来より、腸に関する言葉で、感情や意志が表現されています。
「腹が立つ」
「腸が煮え繰り返る」
「腹の虫がおさまらない」
「腹を決める」
「腹を決める」
など。
英語でも、直感のことを「gut feeling」と言います。
頭でっかちな判断より、腸の感覚、直感の方が本質をつかんでいるということで、確かに、私たちの感情や思考、体調は、腸に支配されているのかもしれません。
さて、その腸内環境を保つのに必要なのが、腸内細菌です。
土で言うところの微生物の役割をしています。
化学肥料や農薬を使って単一の作物を育てていると、その土地は、微生物の多様性が失われ、土が痩せ、農作物も栄養価を失ってしまいます。
腸も同じです。
この腸内環境が悪いと、どんなにサプリメントを摂ったり食を改善しようと、一向に腸内環境が整わず、体調不良や心の状態も不安定になってしまいます。
全ては、土壌を整える、腸内環境を整えることを第一に考える必要があります。
腸内環境の悪化は、便やおならから判断できます。
便秘も軟便も、おならが臭いのも、土が腐っているサインです。
腸内環境を整えるには、腸内細菌を増やすことです。
そのために、大事なのは、2つ。
まず、一つは、腸内細菌のエサとなる食物繊維を摂ることです。
二つめは、腸内細菌を殺してしまう食品添加物など避けること、加工食品を避けることも重要です。
モリンガは、この腸内細菌のエサとなる食物繊維が水溶性、不溶性バランスよく含まれています。
モリンガを毎日摂るようになり、便通が改善されたという方が多いのは、この食物繊維のおかげです。
100gあたりで、22.2gの食物繊維が含まれています。
gあたりで見ると、他の野菜と比べ、とても豊富な食物繊維が含まれていますが、サツマイモであれば100gを食べるのは簡単ですが、モリンガではなかなかの量になります。
成人女性の食物繊維の推奨摂取量は、18gで、モリンガだけで1日の食物繊維を補おうとすると、約80g、JUJUBODYのモリンガパウダー1袋分という量になり、ちょっと難しいですね。
ただ、ここで忘れてはならないのが、計算できないホールフードの力です。
科学誌「ネイチャー」に寄せられたりんごの抗酸化作用の研究によると、生のりんごに含まれるビタミンCは、5.7mgですが、その抗酸化作用は、ビタミンC1500mgに相当したそうです。
その抗酸化力は、単一のサプリメントの263倍。
植物は、全体で作用するので、一種類の栄養素だけを抽出したサプリメントに含まれる栄養素と、実際の効果は比較にならないほど変わるのです。
ですから、90種類の栄養が詰まったスプーン大さじ1杯のモリンガを毎日摂る、その健康効果は計り知れないものがあります。