体を正常に機能させるマグネシウムの重要性

日本の土は火山灰土のため、もともとミネラルが少なくなっています。また現代人はストレスを抱えていたり、アルコールをたくさん飲んだり、精製された塩を使った加工食品や、精製された白いお米やパンを食べる機会が増えているため、マグネシウムが足りていないことが多いのです。

以前は、豆腐を固めるのに海水から塩をとった後に残った液体「にがり」を使っていました。このにがりにはマグネシウムが豊富に含まれていたので、日本人のマグネシウム源のひとつになっていましたが、今では、にがりではなく、塩化カルシウムという凝固剤で固める豆腐も出回っています。

<慢性疾患の原因となるマグネシウム不足>

慢性疾患患者のほぼ100%がマグネシウム不足と言われています。マグネシウムは、血管の収縮を防ぎ、血圧の上昇、脳卒中、心臓発作を防ぎます。

マグネシウムが不足していると、人は、神経質になり、騒音過敏、イライラ、心配性、不安、敵意を感じたり、無気力、鬱病、不眠症、頭痛、慢性疲労、まぶたの痙攣、足が攣ったりします。マグネシウムが欠乏していると、カルシウムが尿を通じて大量に奪われるため、間接的に歯周病や虫歯、骨の発達不良、骨粗鬆症、傷の治癒遅れなどを引き起こします。

また、マグネシウム欠乏は、体がビタミンDを有効に使えなくなるため、免疫力の低下につながります。タンパク質を作ったり利用できなくなるだけでなく、ビタミンCとEも使うことができなくなります。

マグネシウムが欠乏していると、水や栄養でさえ細胞内に入るのが難しくなります。糖尿病の喉の渇きがその例です。

体が正常に機能しなくなるのです。

ですから、体調不良を感じたら、細胞のマグネシウム濃度が低くなっていないか疑ってみるとよいでしょう。

<女性特有の疾患にも有効>

月経前症候群(PMS)に悩む女性は、症状のない女性よりも血球のマグネシウム濃度が低く、マグネシウムを補給することで、症状の多くを和らげることがわかっています。また月経偏頭痛に対しても同様です。顔のほてりや動悸に悩まされる更年期の症状も軽減できます。マグネシウムは筋肉を弛緩させ、体温調節に重要な役割を果たすからです。

一般的に閉経を迎える女性には、カルシウムの摂取量を増やすことが推奨されていますが、実際には、マグネシウムを十分に摂取していないと、骨はカルシウムを取り込むことができません。ですから、まず、カルシウムよりもマグネシウムを十分に取ることが重要なのです。

マグネシウムの吸収は、年齢と共に減少します。70歳前後の人の吸収効率は、30歳前後の人の3分の2になります。ですから、エイジングケアのためにも、年を重ねるほどマグネシウムの摂取を意識する必要があります。

<マグネシウムは経皮摂取で>

マグネシウムは、食品からたくさん摂取しようとするとお腹を下すので、経皮摂取がオススメです。塩化マグネシウムを蒸留水で溶かしたマグネシウムオイルを肌に塗ったり、塩化マグネシウムを溶かした温浴で簡単にマグネシウムを補給することができます。

深刻なマグネシウム不足の方は、細胞内のマグネシウム濃度を高めるには、3ヶ月ぐらいマグネシウム温浴を続ける必要がありますが、数日で体不調が軽減するのを実感することが多いようです。通常、過剰に肌から摂取したマグネシウムは尿となって排出されます。

唯一、気をつけなくてはならないのは、腎不全を患っている方です。腎臓に問題があると、過剰に摂取したマグネシウムが排出されないからです。一方で、妊娠中の女性でも、塩化マグネシウムの経皮摂取は、安心して活用できます。妊娠35週までの早産予防にも役立つからです。

<天然の鎮静剤>

マグネシウムは、天然の鎮静剤です。慢性腰痛を持つ9割の人が細胞内のマグネシウム濃度を上げることで、疼痛症状が改善したという実験結果もあります。

マグネシウムは、血管を弛緩させてくれるので、腰痛、筋肉痛、頭痛などを感じたら、マグネシウム温浴で温まってみるとよいでしょう。

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