11月は、驚くほど、あっという間に過ぎてしまいました。
当初、10月末に代わりのモリンガパウダーを受け取れるという予定だったので、
10月中旬に、連絡してみると、
「検査結果、大丈夫だったのだけれど、検査結果の信用性に問題があって・・・。検体をしばらく放置していたことがわかって。11月から新しい工場での生産が始まるから、11月末に届ける形でも良いだろうか」
と、なんだか、クエッションマークばかり浮かぶ歯切れの悪い反応。
検体の管理状況が悪くても、結果が良いぐらいなら、別に問題ないんじゃないの?と、不思議に思い、これは、直接会って話してもらうのが一番良いなと、ガーナのパートナーに会ってきてもらうと、
「このままだと、またがっかりさせられるかもしれないぞ。他のバックアッププランを持った方が良い」
どの製造過程が問題だったか調べるために、製造過程に問題があったのではないかとあたりをつけて、あえて製造過程に問題があるだろうという状態で作ったパウダーを検査しても、キレイな設備で作ったパウダーを検査しても、どちらも問題なしで結果が戻ってくるため、検査結果そのものが信用できるのか?という話になり、混乱しているというのです。
「でも、ついこの前、新しい工場でテスト生産を開始したって言っていたじゃない」
「テストだけで、本生産は始まってないから、11月末になんて、彼らの目標で、あの感じだと、実際にはできませんでしたってなる可能性があると思う」
なんと!
また、パンチくらうところだった。
既に、11月に入っているのに、本生産が開始できていないなら、できていないと告げてくれたら良いのに。せっかく、大企業との協業のチャンスがあるって話していたのに、このモリンガパウダーありきの事業案なのに、このままでは、そのチャンスが潰れてしまう。こちらの状況をシェアして話しているのに、ひどいではないか。
思わず、彼は悪くないのだが、悪態をつくと、
「まあ、あいつらはあいつらの問題が色々あって、大変なんだよ。うちとのビジネスを無くしたくないから、ギリギリまで言えないのだろうし。従業員もいて、買い手もいるのに、生産できずにいるのだから。資金繰りだってあるし。もう一つ、質の良さそうなモリンガパウダーを作っているところを見つけたから、そこや、他も探してみるから」
返金する代わりに代わりの商品を提供することになっていたけれど、一度、まず返金してもらうことに。
「今でも11月末にできると思っているけど、でも保証ができないから・・・本当に迷惑をかけて申し訳ない。また一緒に仕事ができれば良いのだけれど」と、すぐに返金対応してくれたので、
「もちろん、あなたたちに会ったから、JUJUBODYが始まったし、モリンガ製品のメインパートナーだと思っている。これからも一緒に仕事がしたいと思っているけれど、このままズルズルとできないとなると、ビジネスチャンスもなくなるし、待っているお客様にも悪いから。まずは、今後のお互いのビジネスのためにも、どうにかしないといけないから。生産開始したら教えて」
と、また、新たな生産者探しに奔走することに。
直接、会ってやりとりをするのは、彼だから、彼に全権委任して、全てのコンタクトをしてもらうほうが良いということにしたら、私の意向の確認や方針、指示を送るのに、ガーナと深夜のやりとりが続き、先月は、就寝が連日明け方4時頃に。
1週間って、営業日は、5日しかないのよね。足りなすぎ。
パウダーの鮮度、規格、粒子の細かさをチェックしてもらったり、(細かさが異なると、既に製造したパッケージにも印字された生産工場の機械が使えず、またそっちの調整も行わなくてはならない)
代わりに、アクラ郊外の農園まで足を運んでもらったり。
ガーナの会社のスタッフには、本当に奔走してもらいました。
そして、ガーナ国内で生産者が日本の食品基準(一般生菌レベルは、欧米に比べ、格段に低い数値で設定されている!)に沿ったものを安定生産するのに必要な設備を揃えるのは難しく、時間がかかることから、将来的には、リスク軽減、安定供給のために、やはり、乾燥したモリンガの葉を日本に輸入して、国内で蒸気殺菌、粉砕という形が一番良いだろうという結論に至りました。
しかし、そうなると、また、運送方法や通関方法なども変わり・・・
相変わらず、予定通りにならないことばかりで、バタバタしています。
でも、以前打ちのめされて、お客様や支えてくださる方からパワーをいただいたので、
今回は、ショックが限定的で、落ち込まずにすみました(笑)
なかなか中間報告できる状態になく、ご報告が遅れてしまいましたが、動いております。
これが、なんとか形になるところまで持っていければ、あとは、スムーズに動くはず・・・!!
どうか、もうしばらくお待ちいただければ幸いです。
よろしくお願い致します。