マグネシウムバスソルトが水に!?

卸先のサロンさんが、お客さまから「マグネシウムバスソルトを窓際に置いておいたら、水になってしまった!」という連絡を受けたそうです。

フレーク状のものが液体になったら、ビックリするかもしれません。

でも、理由はすぐにわかりました。

恐らく、封をしたつもりで、きちんと封ができていなかったのだと思います。

私もよくやりますが(笑)

通常のバスソルトは、お湯に入れてもしばらく粒状で残っていて、ちょっと溶かさなくてはなりませんが、このマグネシウムバスソルトは、お湯に入れるとすぐに溶けますよね。

マグネシウムバスソルトの原料、塩化マグネシウムは空気に触れると液体化します。

試しに、マグネシウムバスソルトのフレークを数粒テーブルに置いていただくとわかりますが、数分はその形状を保てますが、気づくと水(液体)になっています。

窓際の湿気が多いところだったので、ちょっとした封の隙間から湿気が入り込んでしまったのではないかと察します。

ニガリとして販売される塩化マグネシウムはほとんどが液体です。

なので、液体化しても使用に問題はないのですが、あのフレークの形が可愛らしく、また使いやすくもあるので、この形で商品化しました。

湿気を吸うと液体化したり、くっついたりするので、シリカゲルを同封しています。

湿気の多いバスルームに置くことが多いと思うので、そうしたのですが、実は、このサイズのシリカゲルは想像以上に高かったりします。

Magnesium Flakesとして海外で販売されるバスソルトには、まずシリカゲル入っていません。

まあ、なんでもワイルドですからね(笑)

日本で、あまりバスソルトとしての活用が進まないのは、この塩化マグネシウムの性質も一つ原因にあると思います。

なぜなら、袋詰めが難しいのです。

最初、化粧品工場にお願いしようとしましたが、その工賃たるものや、ビックリ。

一袋詰めるのに、500円近い金額を提案されました。

機械での詰めができず、既存の製造ラインに乗らないのです。

それはありえない><と、色々な工場を模索し、結局、丁寧に手作業で行える食品工場にお願いすることにして、商品化できました。

1回500円以上するような高級なバスソルトなどもありますが、プレゼントなどには良いですが、自分が毎日使うには高いなと思います。

1回分ワンコインで収まるなら、セルフケアのために毎日使ってもいいかなと思える金額なので、このような商品が生まれました。

お客さまにもアンケート協力いただきましたが、最初は香りをつけようかと悩んだりしましたが、そうすると、どう頑張っても日常使用の金額には収まらないのです。

ですから、とにかくシンプルに仕上げたのですが、結果的に、自分の好みに香りづけできるから良いという方が多く嬉しかったです。

シンプルで良いものが商品化されていない背景には、製造の都合などもあるんだなと実感した商品の一つです。

ということで、これから湿気が増してきますが、液体化したくない方は、ぜひ、封をしっかりと閉めて湿気に気をつけて下さい。

 

 

関連記事

PAGE TOP