オイル美容に何種類かの美容オイルを使う場合、使う順番は、基本的には、軽いオイルから重いオイルの順です。

ただ、最終的には、自分の肌が心地よい状態になることが目的ですから、一般的な順番に従う必要はありません。

順番を色々試してみて、どれが一番しっくりくるか、自分で決めるのが正解です。

日本では、「ライン使い」という言葉があるように、同じブランドの同じシリーズで幾つもの製品、化粧水、乳液、クリーム、美容液などをセットで使ったりします。

ライン展開されている基礎化粧品は、ライン使いすることで最も高い肌効果が得られるように設計されているというのが化粧品会社の建前ですが、これは半分ホントで半分ウソだなというのが、私の正直な意見です。

オールインワン化粧品のように全てを一つで賄おうとすると、かなり無理が生じることは確かです。

オイルと化粧水、混じり合わないものを混ぜようとすると、乳化剤が必要ですし、それぞれの役割、効果を果たすために、どうしても別々にした方が良いものもあります。

ですが、必要以上に多くして、たくさん買わせることが目的になっているなと感じる場合もあります。

JUJUBODYのスキンケアは、シンプルです。

よく洗顔して、保湿すること。

洗顔には、ウォータープルーフなど特別なファンデーションやマスカラを使っていなければ、石鹸での2度洗いで問題ありません。

私は、普段、マスカラも、マスクを使うようになってからはファンデーションも使わないので、メイク落としをもう5年以上使っていません。(日本に戻ってから買ったことがない）

でも、シアバター石鹸で洗顔すると、不思議なことに、洗顔するほどに潤い、パサつかないので、今の肌の状態がこれまでの人生で最も良いように思います。

洗顔後は、入浴後にモリンガオイルを塗って、化粧水、シアバターだけ。

朝の洗顔は、水洗いだけです。

化粧水とシアバターの順番はその日の気分で変わり、気温や湿度、肌の乾燥度で、モリンガオイルとシアバターの量を使い分けています。

見事に、この４つだけです。

ものすごくシンプルで時間もかかりませんし、経済的です。

海外で暮らすまでは、何も疑問に持たずに、メイク落とし、洗顔料、化粧水、乳液、クリームとするのが当然だと思っていたのですが、オランダやガーナで女性のスキンケアの様子を見て衝撃を受けました。

ヨーロッパでは、化粧水も乳液も使わない人も多いし、ガーナにいたっては、化粧水も乳液もなく、オイルだけ。

「こうしなきゃいけない」「こうするべき」

と思っていた考えは、果たして、正解なのか？

という疑問にぶつかりました。

この仕事を始めてからも、幾つもの美容関係の文献や本を読みましたが、化粧水の必要性に関しては、専門家でも意見が分かれています。

そうして、最終的に私が行き着いた結論は、何が正しいかは、自分の肌の感覚に聞くのが一番ということです。

肌のコンディションを整えるためにスキンケアを使うのですから、当たり前と言ったら当たり前なのですが、意外と「何が正解か」という点にばかり焦点がいき、大事なことを見失っているように思います。

あなたの肌が正しい、心地よいといえば、それは、例え一般的な使い方から逸脱していても、正解なのです。

でも、これが意外と、「肌に合っているかわからない」という女性も多いのです。

それが自分と向き合うということなのですが、向き合うことをしていないと、この自分の感覚が鈍感になってしまいます。

自分の感覚を大事にするようにしていくと、この感覚が鋭くなっていきます。

これは、スキンケアだけではなく、自分の体をケアする上でとても大事なことだと思います。

20代の頃の私も、鈍感でした。

ぜひ、自分の感覚を大事にスキンケアと向き合ってみてください。

肌だけでなく、人生が、少しずつ変わっていくように思います。