ガーナでは、3年ぐらい前に話題になっていて気になったCBD。
当時、1、2滴飲んだ際には、何の体感もなかったので、そのままお蔵入りしていたのですが、今年に入り、咳がなかなか抜けなかったことがあったから、確か喘息にも良かったはずだから効くかな?と再度試してみることにしました。
朝、昼、晩と量を増やしてみると、入眠がスムーズになり、朝スッキリ起きられる実感がありました。
それでいて、日中に眠くなることはなく、夜になると自然に眠くなりました。
自律神経を調整してくれているような感じを受けました。
また、咳症状の緩和も感じられたので、喘息持ちの方や、睡眠の質が悪く、新しいセルフケアを探している方は、試してみる価値があるのではないかと思います。
日本でも、昨年ぐらいからよく耳にするようになった気がします。
でも、まだCBDって何?という方も多いようなので、5、6月のナチュラルビューティー便りでは、CBDを取り上げてみました。
<CBDとは>
CBD(カンナビジオール)とは、麻から抽出される100種類の成分のうちの1つです。麻と聞くと大麻を連想してしまうかもしれませんが、精神活性作用を生み出すのは、そのうちのTHC(テトラヒドロカンナビノール)という成分であり、CBDとは全く別の成分です。
THCは麻の「花冠、葉」から抽出されますが、「種子、茎」から抽出されたCBDであれば利用することができます。CBDにはいわゆるドラッグとしての効果は持ち合わせておらず、日本の大麻取締法でも規制の対象外です。
<CBDの作用の仕方>
私たちの体には「エンド・カンナビノイド・システム」という身体調整機能が備わっています。食欲や痛み、免疫機能、ストレスなどを調整して体のバランスを取る機能です。
しかし、外部からストレスを受けることによって、この本来備わったエンド・カンナビノイド・システムの働きが弱まり、身体の不調に繋がります。不眠症や食欲不振、不安感などといった形で症状が現れてきます。
こういった状態を「カンナビノイド欠乏症」といいますが、CBDを摂取することで、このカンナビノイド欠乏症を改善し、身体調整機能を元に戻す作用があります。
ですから、CBDを摂取することで、「よく眠れるようになる」「リラックスできる」「ストレスが緩和される」などの効果を感じられることがあります。
<CBDの可能性は研究中>
2005年にカナダでカンナビノイド医薬品は、多発性硬化症の痛み改善薬として承認され、てんかん、ガン疼痛、神経膠腫、2型糖尿病、潰瘍性大腸炎、統合失調症などの疾患の臨床試験が進んでいます。
噂では、安倍元首相も持病の緩和に活用しているとか。
<CBDオイルとは>
このCBDを含む製品は、様々な形で販売されています。グミに混ぜた食品や、入浴剤やクリームに混ぜたスキンケア製品などありますが、ベースとなるオイルにCBDを混ぜたのがCBDオイルです。
基本的には、飲用で、スポイトでとり、オイルを数滴舌下に垂らして飲みます。
ベースオイルには、ココナッツオイルから抽出されたMCTオイルや、ヘンプシードオイル、オリーブオイルなどが使われることが多いです。CBDオイル自体、かなり苦みやクセのある味がするものもあり、飲みやすいようにフレーバーがついているものもあります。
様々なCBDオイルのブランドがありますが、人によって感度も異なり、自分に合ったCBDオイルの選択は、とても難しいです。
製法や、CBD濃度によって、値段が異なり、濃度が濃くなるほど値段も高くなります。
1本10ml程度のサイズで、5000円から2、3万円します。
濃度が低いとお値段もお手頃になりますが、量を多く使わないと実感しにくいことから、CBD濃度5-10%ぐらいから試すのがいいかもしれません。
異なるブランドのCBDオイルを数本試してみましたが、個人的には、Pharma HempのCBD DROPS CBD 6.6% が、費用対効果が高いように感じ気に入っています。
これぞCBDという独特の味がするので、味が苦手でムリという方もいらっしゃるかもしれませんが、フレーバーの付け方が人工甘味料だったりすることが多いので、良薬は口に苦しだと思ってとっていると、すぐに慣れてしまうと思います。
飲み方についてのガイドラインは、直接、メーカーに問い合わせるのが良いでしょう。
経験から、体の大きさに関わらず、CBDへの感度が違うように感じました。
なので、濃度によって、飲む頻度や量を調整しながら、ご自身にとっての適量を見つけてみて下さい。