現地法人で最初にオフィス兼自宅で借りた一軒家は、
アクラ市内のNorth Kaneshieというエリアにあります。
駐在の日本人は、まず知らない地域。
タクシーよりもUberの方が安く、ドライバー&車の質がよいことが多いので、
今は移動にはUberを使っていますが、
以前、North Kaneshieに住んでいたと言うと、
おお、お前は、ガーナ人じゃないか!
と言われるほどの、ローカルエリア(笑)
タクシーの運転手にふっかけられる時には、よく、
「私は、North Kaneshieに住んでいたのよ、相場は知ってるわ」
と言うと、相手の態度が変わります(笑)
しかし、今回は、中心地のOsuに滞在しています。
Osuは、例えるならば、東京でいうところの渋谷です。
ガーナの賃貸は、2年更新が一般的で、2年家賃前払いです。
ガーナ人は、家を買うためではなく、借りるために、ローンを組みます。
このGhana Home Loanは、欧米の金融機関から低利で借り入れを受けて貸し出しをしています。
日本とは、金融の仕組みが異なります。
銀行は、一般市民に貸し出しすることはありません。
先にもらわないと回収し損ねるという事情もありますが、
こんな貸し手市場の賃貸市場は、世界広しと言えども、ガーナならではではないでしょうか。
かなり相場より安く借りていたのですが、契約更新前に、周囲から入れ知恵されたオーナーが、
これまでの賃料の3倍近くに値上げの1000ドルに。
車も3台以上とめられ、3ベットルームに、倉庫、広いリビングルームがついた一軒家。
実際、これまでが安かっただけに、その上げられた賃料は、相場を大きく上回るということでもないのですが、
そんなに払わなきゃならないなら、もっと中心地に移動してやる!
ということで、アクラ市内中心のOsuのアパートメントを借りることになりました。
この辺の物件で、このクオリティーでこの値段は、格安の穴場物件。
ガーナ人とガーナに一度もきたこともないイギリス人オーナーのジョイントベンチャーで、ガーナ人の土地オーナーが土地を提供し、建物をイギリス人が建て、部屋を均等に割り当てたという物件。
買い手がついてから最終的な仕上げをするそうで、まだ未完成の部屋もあります。
アクラの一等地はとても土地が高く、1プロットで億越えは当たり前。
ガーナ人は、土地を持っていても、現金を持っていないので(銀行も貸し出ししないし)、上物を建てられず。
上物を建てるのはそんなに高くないので、不動産の家賃収入を狙う外国人投資家と組むこの形式は、よく見られます。
ガーナ人オーナーは、1室を自分用に、1室を貸し出しており、高齢なので、できたら、自分の持分の部屋は売却して現金が欲しいと考えているそうです。
今回、私は、この部屋に初めて滞在したのですが、外国人駐在員の気分が味わえました(笑)
何これ?すごい綺麗。快適。
建て付けが良いと、夜中に窓から雨が振り込んで、起こされることも、
アクラでもベットがジャリジャリになることもないのねという感動。
徒歩圏内に、モダンなレストランも多くあります。
新しいアパートメントでジェネレーターがまだ準備されてなく、停電になってしまったので、
WIFI付きのカフェに避難して仕事をしていますが、カフェに行くのに、車で30-40分はかかる場所から、5分で済む場所では、便利さが全く違います。
交通費も5ドルから1ドルでは移動のしやすさも変わります。
鍵が開かずに、家から締め出されることもなく、こんなに生活が楽になるのねと感激です。
ここから、地方に足を運ぶのは、後ろ髪引かれる思いだわ〜><