たまに、インタビューの中などで、今の仕事について、
「やりたいことを見つけたって感じですか?」
とか、
「天職を見つけられたんですね」
と、言われると、
「う〜ん、まあ・・・そんな感じ」
と、まあ、そうなんだけど、そうじゃないようなと思っていました。
それでいて、
「やりたいことをやっているか?」と聞かれると、
「はい」とハッキリ、迷いなく言えるのです。
この違いは、何故だろう?と自分で不思議に思っていました。
天職って、ウィキペディアによると、
「人が生涯の仕事として人生を捧げたテーマのことである」
となっています。
天職って、「捧げた」という言葉が出てくるように、なんとなく言外のニュアンスに、
「ずっと前から探し求めていて、これを見つけて、これに人生捧げます」
という「これが終着点」のような意味合いが含まれているような感じを受けませんか?
そのため、う〜ん、終着点ってわけじゃないんだな、通過点だしと、
素直に頷けない自分がいたのだと思うのです。
JUJUBODYは、私が情熱を傾けられるものだし、商品は子供のようなもの。
これはずっと伝えたいものだけれども、
他にも情熱を傾けられるものをに出会ったら、大事にしたいし、
ずっと、これだけをやるというつもりではないからです。
例えば、暗中模索でよくわからないまま我流で会社をスタートしたが故に、失敗も多く、
今になってみれば、
それ、早く知ってればなぁ〜
がたくさんあります。
創業時の融資のシステム(始める前が一番借りやすい、どのくらいの金額感が現実的にいけるのか)だとか、助成金の話、顧問会計士によっては教えてくれない役員報酬設定などで気をつけるポイントだとか。
MBAで習ったことの中で、ほとんどは大企業のマネージメント向けではあるけれども、
知っていたら、ビジネスプランを作ったり、ビジネスコンテストなんかでも役立つよなというアカデミックな話も、
独立、起業する人に知っておいてもらいたいことがあります。
いずれ、そういう人へ自分の知見をシェアしたいというのも一つのやりたいことです。
ゴールを定めるのは、あまり好きではなく、
風に乗るように、フットワーク軽くいたいなと思います。
年齢を重ねるほど、好きなもの、人、場所が増えていく、情熱を傾けるものが増えていく、そんな生き方ができたら、良いかな。