ガーナで、「どこから来たのか?」と聞かれるとき、
必ず、「中国?韓国?」の順になる。
「日本」はなかなか出てこない。
そして、日本人だと告げると、「JICAか?」と返ってくる。
JICA関係者でないガーナにいる日本人なんて、きっと2-30人ぐらいだろうから、もっともだ。
道を歩いていて、「ニーハオ」と言われることを、
ガーナにいる日本人は差別的に、侮辱的に受け取って嫌がる人が多い。
という話をビジネスパートナーにしたら、
「別に悪気はないんだよ。
仲良くなりたいから、相手の言葉で挨拶して話そうとしているだけだから」
言われてみれば、その通りだ。
統計学的に、アジア人であれば、この地では、一番多いのが中国人、次が韓国人。
だから、中国語で挨拶を投げかけているのだ。
外国人を見て、私たちが、黒人や白人を見て、一目で出身地がわからないから、
英語話者かどうかわからないけれども、挨拶する時は、
「ハロー」と言うのと同じなのだ。
それを侮辱的に受け取るのは、
中国人と間違えられることを侮辱だと思う、受けて側の問題なのだ。
そう考えると、ものごとの受け取り方が変わってくる。
見える世界は、自分次第で大きく変わる。