週末、前から気になっていた中目黒のBean to Bar カフェに行ってみた。
常に出入りの絶えず賑わう居心地の良い空間で、チョコレートドリンクをいただきながら、同じく穿った友人と二人、平均客単価が〜ぐらいで、何人ぐらいきてるでしょ、じゃ、1日の売上は・・・なんて計算をしながら、いや〜商売って大変だよねという、結局いつもながらの結論に至る。
チョコレートをテイスティングしたら、カカオの濃度が濃いのでお腹いっぱいになり、体が熱くなるような感覚を覚えた。
やっぱり、滋養強壮に食されていただけあるななんて感心しながら、目黒川沿いを歩いていると、可愛らしい店構えのお店が。
下着屋さんのようだ。
まだ夕飯にはお腹も空いていないし、ちょっと寄ってみようかと、フラッと立ち寄ると、お店の中には、元気の良い女性店員さんが一人。
テキパキと自信を持って応じてくれるので、オーナーさんかなと思っていると、見るなり、「サイズ、違ってますよ」と。
え〜?嘘でしょう??と、半信半疑のまま、言われる通り試着すると、目からウロコ。こんなにサイズが違うものを使っていたなんて。
「下着は、入っちゃうは入っちゃうんですよね〜、スカートとかと違って。サイズもわかりづらいし。合うサイズを毎日つけていれば、体も補正されますよよ。合わないのも合わせて使っていると、体型も崩れるし、疲れるし、仕事の効率も落ちるし」
また、セールスがお上手。
妙に、納得し、新年だし、もう古い物は処分しようと、中国人ばりにまとめ買い。
押し付けすぎない的確なサポートに、買い物も弾む。
なぜか、後から入ってきた女性客に、客だったはずの私たち二人が「試着したほうがよいですよ。本当に変わりますから!」と、畳み掛け、無事購入まで持っていかせた。
打ち解けて話を聞いてみると、36歳で独立して6年だという。
とても42歳には見えない可愛らしいなりこさん。
下着が好きで、下着一本でやっているという。
「やっぱり、石の上にも3年っていうけど、そのぐらいから信用も付いて、メーカーさんの対応も変わってきたし、5年過ぎたところから、自分でもこれをずっとやっていこうと思えるようになったよね。それまでは、自分でもいつまで保つか不安だったし。毎日必死だったよ。でも、頑張ってると誰か見てくれているんだよね」
なんだか元気を一緒にもらって帰宅した。
新しいお店や頑張っている人に出会うのは、やっぱりいいね。