久しぶりに、ガーナに来ると、「変化」も分かりやすい。
「(スーツケースを載せる)トローリーは、無料なので、支払いを求める人がいても応じないように」というアナウンスが、入国審査待ちの間に流れたり、
空港のターンテーブルは4つしかないのに、なかなか出てこない荷物が出てこないのは相変わらずだけれども、陽気な音楽が流れてると思いきや、なんと、ライブミュージックの演奏だったり。
ガーナを訪れる人の経験を良くしようという志しが少し垣間見えるようになってきた。
ガーナに住んでいた頃には、まともなコーヒーが飲めるカフェなんて、数える程だったけれども、今は、随分増えて、FREE WIFIを提供するカフェも多くなった。
カフェでパソコンを広げて仕事をする人もいて、
都市部の生活は、世界どこでも差がなくなっていると思う。
そういうカフェのメニューは、日本と値段が変わらない。
いや、カフェラテで500円ぐらいだから、ドトールの方が、ずっと安いぐらいだ。
ドライバーに、Uberを使い始めてどのくらいかと聞くと、3-7ヶ月ぐらい前からという答えばかりだった。そのほとんどがタクシードライバーからの転身だった。
通常のタクシーよりも良い車体が多く、天気の悪い日などタクシーが目の前を通らない場所でも、目の前に配車ができるので、使い勝手が良い。
メーター制がなく、運賃で揉めることが多く、ハードルとなる組合や規制がないガーナだからこそ、広がりやすい。
少しずつ、「進化」が見られて、
きっと30年後には、全く違う光景が広がっているのだろうなと思う。
と、同時に、私たちが当初ファッションのオンラインショップを始めようとしていた頃に、
進出するという話が出ていて、その後実際に進出してきたMANGOなど、アパレル系のインターナショナルブランドは、既にモールから撤退していた。
他の靴や服のブランドも無くなっていたので、
目をつけた時期や目論見も同じだったけれども、この分野は時期尚早、または難しかったということだと思う。
モールのテナント料はとても高く、ほとんどのテナントは、家電メーカーに変わっていた。
変わらないのは、Vliscoやwoodinなどのオランダ資本のアフリカンファブリックブランドと、食糧品と日常品を扱う大手スーパーまたはディスカウントショップぐらい。
やっぱり、一筋縄ではいかないマーケットだと思う。