今回の出張で、ガーナのモリンガビジネスに携わる人たちの縮図がだいたい掴めるようになり、大分、業界にも詳しくなりました。
と、同時に、改めて実感したのが、モリンガオイルの高額さ。
コモディティビジネスに携わったことのある人ならば、びっくりするのではないかと思います。
私は、何も知らず、モリンガオイルに魅せられて勢いで始めましたが、知っていたら慎重になっていたかも?(笑)
高価だと言われるアルガンオイルより、ずっと高いのは間違いなし。
100種類以上の化粧品、健康食品などの原材料となるハーブなどを扱う人でも、「高いからうちでは取り扱わない」なんて、言っていました。
コストを考えたら、使えないのがモリンガオイルです。
日本の美容業界でも、原材料の一部にモリンガオイルを使う製品が出始めていますが、含有量は、本当に微々たるもの。
それでも、「モリンガオイル」とパッケージに書いて、名称のように見せても、合法なのです。
だからこそ、本当の100%モリンガオイルを味わってもらいたい。
最近、化粧品の原材料に、「モリンガバター」なるものを見かけました。
バターなんてないけど…? と調べてみると、これ、モリンガオイルに水素添加しているものなのですね。
マーガリンを作るときと同じ理論で、水素添加すると、マーガリンの固さは、夏の室温でも液体にならず、冷蔵庫から出してもバターのようにカチカチに固まらないように調整されます。
要するに、テクスチャーを調整するのが、水素添加の技術で、化学反応が起きています。
それでも、「無添加」「ナチュラル」と言ってしまうのが、私にとっては不思議。
モリンガオイルもシアバターも、匂いをなくしたり、テクスチャーを使いやすく変えることは、簡単にできますが、JUJUBODYでは、あえてそうしていません。
なぜなら、それは、JUJUBODY以外の他ブランドがみんなしていることだから。
万人受けはしなくても、素材そのものを提供したい、素材そのものを味わってもらいたいと思います。