『奇跡のモリンガ』発売日翌日、定期健診のため、医科歯科大に行ってきました。
今年は、5ヶ月に一度通っています。
当初は、術後のCTで、
「この大きさだとなんとも言えないけど、大きくなってきたらアウトだから、要注意ね」
と言われ、
「まあ、僕に言わせると、どこもかしこも怪しいんだけどね。
いつどこから出てきてもおかしくないから」
と、転移する前提で、見逃さないようにと、
中堅の先生と、その師匠のような大先生2人が診察してくれていました。
気の弱い人だと、こんなはっきり言われるとショックかもしれませんが、
私は、はっきり言ってくれる先生が最初から大好きでした。
「先生、私、もしリンパに転移しても、もう手術しないよ。
嫁入り前だし、口とか曲がっても嫌だしね(笑)」
術後、管につながれた状態がすごく嫌で、何かあってもこれ以上の手術は嫌だと言った私に、
「いや〜、リンパ切除しないのは、もったいないぐらいのやる意味があるよ。
曲がらないようにするのが、僕の腕の見せどころでしょう」
というので、まあ、そりゃそうだと笑ったものでした。
今では、もう、そんな緊張感はどこにもなく、
診断を下し、手術をしてくれた大先生は、私の診察には加わりません。
もっと、他に優先するべき患者さんがいるからです。
でも、他の患者さんを診察している最中に、病室内でばったり顔を合わせ、
「元気?変わりない?」と声をかけてくれました。
あれだけ患者さんがいるのに、覚えてくれてるんだなと思うと同時に、
まあ、ガーナから診断書持ってきた若い女性患者なんて、他にいないから記憶に残るか(笑)と思い、先生に、本を差上げれば良かったなと思いました。
舌がんにならなければ、モリンガを日本に紹介することなんてなかったわけだから、
人生は不思議なものです。
最悪に思えるようなことが、思わぬスタートやチャンスになりうるのです。
「健康食」という棚に、著書『奇跡のモリンガ』が並んでいました。
棚出ししている店員さんに、初めて挨拶して、POPをお渡ししました。
学生が多い街ですが、病院も多いので、必要な人に、この情報が届けばいいなと改めて思いました。
“Life is 10% happens to us and 90% how we react to it.”
人生の10%は、何が起きたかで、90%は、それにどう反応したかで決まる
今になってみれば、その通りだなと思います。