私事ですが、先月末に結婚しました。
ゴールデンウィークは、引越しなどでバタバタとしながらも、ゆっくりお休みが取れたので、まさに新生活への移行の時間でした。
長らく一人暮らしを満喫してきて、その生活を気に入っていたので、
次に誰かと暮らす時には、生涯を共にするぐらいの気持ちがなければ、もう人と暮らしたくはないなと思っていました。
出会ってすぐに、この人となら一緒に生活できるな、暮らしたいなと初めて思った相手にも関わらず、実際に一緒に生活をし始めると、些細なことから、
「そうか、結婚って、こういう小さいことの積み重ねで、ゆくゆく相手を疎ましく思うようになるんだな」
と、変に理解できるようになってしまいました(笑)
自分の伴侶の愚痴ばかりをいうような結婚は嫌だなと思っていたのに、容易にそうなるんだなと妙に納得してしまったのです。
そんな話を、『サステイナブルライフ』でも最多登場するガーナの友人、カールにすると、
賢人のようなアドバイスをくれました。
ガーナでは、結婚前に必ず、カウンセリングやアドバイスを受けるそうです。
クリスチャンだと、神父さまから事前にそういう機会がありますよね。
そのお話がとても素敵だったので、これは肝に銘じるためにきちんと記しておかないと!と筆をとりました。
ガーナのエヴェ族の言葉では、夫、妻という言葉に区別はなく、英語でいうところのパートナーと同じような意味で、”Sronye” と言うそうです。
sroという意味は、”learn” 学ぶ。
nye という意味は、”me” 私。
つまり、”Learn me” 「私を学ぶ」が、パートナーを意味するのだそうです。
だから、ガーナでは、結婚は自分のパートナーについて学ぶ生涯のプロセス。
意見の相違は、お互いに学び成長するための機会と考えるのだとか。
そんな話を聞いたら、相手に優しい気持ちを持てるようになりました。
そういえば、よく「相手をよく知らなかった」とか、「相手が変わってしまった」なんて話を耳にしますが、そうではなく、相手を知り、共に成長する生涯のプロセスだと思えば、違った気持ちで接することができるような気がします。
「相手を学ぶ生涯のプロセス」
そう心に留めて、これからの日々を歩んでいけたらと思います。