ドギツい香りと色が印象的なLUSHが、
実は、手作りスキンケアであることを、この仕事を始めて知り、未だに驚いていますが(笑)
ここは、簡易包装を推奨していて、ネイキッドといって、石鹸やバスボムなどは、包装なくはだかで売っています。
お店で購入すると、紙袋に入れてくれます。
プラスチック包装を減らすLUSHの取り組みが、以下の記事で紹介されています。
化粧品のコストの多くは、容器です。
私も、日本の過剰包装には、反対です。
だから、ちょっとキツくても、無理やり小さな箱につめます(笑)
ギュウギュウなら、動かないので、緩衝剤を入れる必要ないし、
オイルは、台座がついているので、動いても割れたりしないので、
緩衝剤を使っていません。
受け取る側としても、多少、運送中、モノが動いたところで、中身が傷ついてなければ
問題ないし、大きな箱や、緩衝剤いっぱいだと、ゴミがかさ張り面倒だと思うのです。
なので、簡易包装を基本としています。
お客様もご理解ある方が多いように思います。
ガーナから日本に帰ってきて驚いたのは、棚からぶら下がっている化粧品のPOPと包装。
棚から下げるように、プラスチックパックで包まれて吊されているのですが、
家に帰ったら、その容器は、即、ゴミ箱行き。
化粧品を作る過程に携わり、その一瞬でゴミになる容器は、何十円もかかるとわかる今、
1000円で売られている商品であれば、その原価においてのウェイトも大きいです。
おそらく、日本は過剰包装大国なので、最も、こういうゴミを生み出していると思いますが、資源の無駄だし、環境に悪いから、どうにかもっと消費者の心理が変わればなと思います。
エコバックも今でこそ普及しましたが、時間かかりましたよね。
でも、セルフ市場(店員の接客ない)の商品は、そうもいかないんだろうなぁと思います。
だから、LUSHのはだかソープは、大賛成なのですが、
現実的には、そうできないというジレンマもあります。
自社のお店で販売する分には、良くても、
商品の中身が出ている状態では、衛生的にどうなの?って問題になり、小売店は嫌な顔します。
配送するときにも、ダメージを受けやすいですし。
容器は、マーケティングの役目もあるので、ないと目立たない、売れないというのもあります。
また、量り売りスタイル、私は大賛成なのですが、化粧品の薬機法上、化粧品(商品として流通するもの)は化粧品製造業のライセンスのある工場で作られなくてはならず、本来は、表示シールをつけるところまで、全部工場で行わないといけないのです。
だから、量り売りするならば、そのお店がライセンス取っていないとダメなんだけれども、
そこまでやっているのかな?と気になります。
モリンガオイル、ボトル持参でリフィルとか、いいな〜と思うけれども、
これも、同じ容器にまた入れるって、薬機法上アウトなんです。
だから、詰め替え用は、本来、詰め替えてはダメで、
詰め替え用商品も、それ単体で完結した商品になっているので、成分表示ラベルなどがあります。
シャンプーのプラスチックゴミ問題は深刻なので、消費者が自分の裁量で勝手に詰め替えているという体裁で成り立っているのです・・・
ルールって、人を守るためのものだけど、多すぎると、首を締められているような・・・