Everything happens for a reason.
「起きることには、全て理由がある」
と、言うけれども、
冗談じゃない。
こんなことがあっていいわけがない。
と、物事が上手くいっていないときや、予期しないような出来事に直面したときに、この言葉を聞くと、腹がたった。
これまでは。
でも、今年は、年の瀬も迫り、本当に最後の最後で、この言葉が、何だかストンと自分の中で、腑に落ちるようになったというか、本当にその通りだなと思えるようになった。
それが、今年、一番の収穫かなと思う。
先日、とある取材で、
「逆境をバネにして、そこから始めるっていうのがすごいと思うんですけど、その原動力って何ですか?」
と問われ、
・・・何だろ?と、
特に、考えたこともなかったのだけれども。
よくよく考えてみると、
こんなことに理由があってよいわけがないという理不尽さにそのまま屈するのが嫌で、理由をもたせたかったように思う。
まあ、言ってしまえば、究極の天邪鬼(笑)
目指すものがあるほうが楽だし、それに向かうことで、余計なことを考えなくてすむ、という一種の逃避でもあるのかもしれないけれど。
私はもともと、「病は気から」じゃないけど、自分の努力や気持ちで物事をコントロールできると思うタチがあって、自分の努力では、コントロールできないことがあると知り、認め、屈するのではなく、受け入れられるようになった。
ちょっと、信仰心に近いかもしれないが、神(それが、イエスだか、仏だがなんだか知らないけど)、人智を超える力があって、物事は全て良いように計らわれていると思うと、あまり良い出来事や結果でなくても、きっとそれには意味があって、そうなったほうが良いからなっているのだと思うと、自分の至らなさを責めすぎることなく、楽に生きられるようになってきた。
先日、立ち寄った占いで、この2年間辛かったでしょう?と言われ、(厄年だし?)辛かったかなあ?まあ、でも楽じゃなかったよなと思った。
楽じゃなかったのは、自分の意思、努力ではどうにもならない現実が時にあり、それを受け止めて進まなくてはならないことを認められるようになるまでの葛藤だったかもしれない。
頑固だからね。
そう心から思えるようになるのに、時間がかかったなあ。
でも、今、「来年は良い年になるよ」と言われ、ようやく、本当にそんな気がするので、新年が待ち遠しい。