ガーナでビジネスをする際に障害になることは、インフラだの、システムだの、交渉相手が突然亡くなるだの(あったんですよ)、予期できぬことも色々あるけれど、一つは、ガーナ人気質によるメンタリティーもあると思う。
小さな会社は、全く余裕キャッシュを持っていないので、例え、そのサービスがあると自分たちのビジネスにプラスになると思っても、サービスに対する対価はまず払えない。
一方、大きな会社は、キャッシュがあっても、「いや、うち今のままで十分うまくやっているから。別に必要ない」とちょっと鼻にかけ、「改善」なんてことは脳裏をよぎらないかのようだ。
このへんのメンタリティは、同じ西アフリカでも、ナイジェリア人と大きく違います。
ナイジェリアは、「もっともっと」と貪欲に、利益を追求するビジネスマンが多いので、グローバル展開している企業も多くありますが、ガーナはほとんどありません。
「貪欲さ」「ハングリー精神」がないのだ。
すぐに満足してしまう(笑)(まあ、それはそれで良いことだけれど)
なので、提案しようにも、ニーズはあるはずなのに、ニーズが見えず、刺さらない。
必要だ!という人は、払えない。
どうにもならない、八方塞がりじゃないか。
何言ってんだよ!!
その崖っぷちが最高のチャンスなんだぜ!!自分の全ての力を出し切れるんだから!!!
崖っぷちありがとう!! 最高だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
と、あの熱い男、松岡修造さんも、言ったらしいが、見方を変えれば、大きな会社が、万全な資金力をもって、常に「改善」なんてされたら、資本のない小さな会社は、太刀打ちできないが、彼らの「態度」は、追随する側には、チャンスにもなる。
カメがウサギを抜くことだってできる。
チャンスは、どこにだって溢れているのだ。
と、久しぶりに、0時から2時間も電話ミーティングをして、(22時から24時までの間が良いって言ったのに、私がいつでも起きてると思っているな)今、ガーナ法人MindNET 抱えている案件の話を聞き、前向きな気分になって、遠くから見守る私。
オランダから戻った3年前と比べると、遥かに、ネットワークが広がり、優秀なガーナ人との交流も増え、たくさん失敗もして、様々な分野のビジネス知識も経験も増えたビジネスパートナーの成長を感じて、私も頑張らなきゃなと思う。