フィトセラピーと医食同源

午前中、医科歯科大に定期検査に行き、CTをとり、「8回目のCTですね」と言われ、

そんなに撮っていたのかと驚く。

CT受診のプロじゃないか。今日の注射はいつもより痛かったぞ。

初診だと保険が効いても確か7万円ぐらいしたCT検査だが、ガン疾患後のCT検査は、8千円程度になる。

民間の医療保険に入っていなくたって、一つの不運で人生が狂うことがないセーフティーネットが用意されている。こんな皆保険システムと医療システムを持ち合わせる国は、少数だ。

日本に生まれたというだけで、最初から、誰もが皆、チャレンジできるスタートラインに立つチャンスを与えられているのだ。

手術をしてから、転移予防のため、自分できることとして、食生活には気をつけるようになったが、ラディカルなことはしていない。

毎日、ココナッツオイルとモリンガを摂るということ。

工場で加工されたようなコンビニの食べものはなるべく避け、ガン細胞の栄養源となる糖分が多く含まれる炭水化物量を減らし、フレッシュな野菜、肉 、果物を食べるということ。

コンビニやお惣菜屋さんで売られているのは、サラダのようにヘルシーそうに見えるものでも、野菜をカットして変色しないように、処理がされていたり、必ず、添加物で処理されている。

何の栄養もないが、ラーメンが食べたくなったら、インスタントラーメンやカップラーメンではなく、ラーメン屋さん(出汁からちゃんととって作っているところも多いし)に行くとか。

スイーツを食べたくなったら、なるべく人工甘味料をつかったものではなく、ちゃんと砂糖を使って手作りされているものなど、選ぶ視点を少し変えるだけでストレスなく食生活も楽しめる。

たまたま、今日は、こんな本を手にした。

自然ぐすり – 植物や食べものの手当てでからだとこころの不調をととのえる – (正しく暮らすシリーズ)

フランスでフィトセラピー(植物療法)を学んだ、日本のフィトセラピーの第一人者森田敦子さんの著書で、「自然の力で不調を治しましょうという」こんな症状には、こんな食材、ハーブなどがいいですよというわかりやすくまとめられたもの。

私が伝えたいJUJUBODY のコンセプトにも通じるものがある。

小難しい話ではなく、もともと、どの土地にも、その食文化や生活の中に組み込まれている自然からの知恵を、体系的に学問化したのが、フィトセラピーだと思う。

例えば、タイのソムタムに必ず付け合せとしてついてくるキャベツ。

キャベツに含まれているビタミンUは、胃腸薬(キャベジンが良い例)にも使われている栄養素で、胃腸の粘膜を保護してくれる機能があり、辛〜いソムタムに、ピッタリの組み合わせなのだ。

辛い食べ物は、暑いタイにおいて、食欲を増進させてくれる。

私は、いつもお酒を飲みすぎた時に、梅干しが食べたくなるのだが、この著書の中でも、「二日酔いには梅干し」と紹介されていた。

梅干しに含まれるピクリン酸が肝臓の機能を活性化させる力を持っていて、クエン酸が疲労回復を促し、体のだるさの解消を手助けしてくれるからだそうだ。

体は、体の欲しいものを知っているということだと思う。

なんか今日は甘いものが食べたいな〜と思ってふと振り返ると、普段よりヨガで体を動かして疲れていたり。

そんな時には、無理に「お菓子禁止」なんてせずに、好きなだけ食べたら良い。

日本人女性の生活は、忙しすぎてなかなか余裕がないのだと思うけれど、体の声に耳を傾けてみるって大事だと思う。

 

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