ビジネススクール卒業後、1年ぐらい経った頃に、みんなを寂しくなったクラスメイトがWhatsapp(欧米版LINE)グループを立ち上げた。
クローズドのグループなので、FBには普段投稿しない人や、FBにはあげないような内容も飛び交う。
ちょうど、日本で手術をする前後の頃で、加えるのに電話番号を教えてくれと言われたのだけど、断っていた。その後も何度か誘われたのだけれど、やっぱり断っていた。
なんとなく気分が乗らなかったのだ。
当時は、それがなぜなのか、よくわからなかったのだけれど。
そこで無理強いをしたりせずに、気持ちを尊重して待っていてくれて、よかったなと思う。
何度目かの誘いで、ようやく加わることにした。
キャンパスにいた頃と変わらない掛け合いを読んでいて、こんなにそれぞれ離れた場所にいるのにもかかわらず、まるでリアルタイムで会話しているように声が聞こえてきそうで、なんだかすごく泣けてきた。何でだかわからないけれど、すごく泣けた。
術後、1週間ぐらい、飲食できず、初めて流動食を食べて喜んでいるときに、幸せそうな報告を聞き、そんな小さなことで喜んでいた自分に、彼らの人生は動いているのに、自分だけ止まってしまったようで、なんだかすごく惨めな気分になったことを覚えている。誰かの幸せそうな様子や報告を素直に喜べない自分も嫌だったし、外部からの情報で自分の心が乱されるのも嫌だったのだ。
今、またその輪に加わって昔のように笑えることに幸せだなと思う。
なんで加わっていなかったの?という友人に、”I wasn’t ready”と言ったら、”I get that 100%”と返ってきた。
作りたかったものも、コツコツ積み重ねて、ようやく形になってきた。
新商品とパンフレット類全て揃い、週末にブランドローンチをお披露目できるようになった。長かったような、あっという間だったような。
私は、ようやく、I ‘m readyになったんだな。