昨日は、いつもお世話になっているデザイナーさんと、新しい名刺デザインのミーティングを行いました。
ちゃんと、モリンガ茶も飲んでいただきましたよ。暑いので、コールドで(笑)
パンフレット制作からお世話になっているデザイナーさんで、とっても若い、可愛らしい女の子なのですが、素敵なセンスの持ち主であるだけでなく、「タスク」として仕事を捉えるのではなく、JUJUBODYに込めた想いを汲み取り、一緒に考えて体現してくれようとするその姿勢が、私には嬉しく、信頼を寄せているビジネスパートナーでもあります。
こういう人たちとの出会いが楽しくて嬉しくて、仕事をしているような気がします。
ガーナで撮影したJUJUBODYの写真を入れたいな〜と思い、写真を見せると、
「やっぱりいいですね!色調が明るくて、商品にも映える!」
私も、写真を見て、なんだか商品が生き生きと、スッと背景にはまって見えて、そうそうこの感じを出したかったんだよなあと商品開発をしている頃を思い出しました。
商品を開発する段階で、パッケージをデザインするときに、どのようなデザインにするか、形にするかは、結構悩んだのですが、私が大事にしたかったのは、「素材の力」と、「アフリカの躍動感、パワー」でした。
オーガニックコスメやナチュラル化粧品では、白や緑など柔らかな爽やかな色がベースになったようなパッケージが多く、ブランドで統一して同じデザインを使うことが多いですが、それでは他社と差別化できず、面白みがないなと思いました。
また、小さな会社で派手な広告宣伝ができるわけもないので、商品の外見自体にお客さんとのコミュニケーションを図ってもらいたい、そして何よりアフリカの素材の力強さと、人の温かさを伝えたいと思い、持っている人の気分が上がるようなデザイン性も忘れずに、それぞれの商品毎に「素材のモチーフ」と「色」を使うことにしました。
モリンガオイルに関しては、常温保存に適したように、遮光性のある茶色い瓶を用いて、どんなケア用途にも対応しやすいように、スポイトを使うことにしました。
オイル100%だと、プラスチックの容器はタイプによって漏れることがあるんですよ、実は。
なんとかオイルと名乗って、プラスチックの容器を使っている化粧品を見たら、表示を確認してください。オイルは配合されていても、100%オイルではないはずです。
スポイトのゴムも(シリコン、天然ゴムなど何種類かゴムのタイプがあるのですが)オイルに対して膨張しないゴムを利用しています。
ガーナに住んでから日本に戻って、改めて気づいたのが日本の小売業界の過剰包装です。
お店に行くと、どれもピカピカ。商品にたどり着くまでにビニールを破って、厚紙を外して、それは全部ゴミ箱行き。
通販で物を買っても、こんな壊れ物じゃないのに、びっしり梱包しなくていいからと、ゴミの処理に困るぐらい色んなものが付いてきます。
これ、ゴミになるだけでなく、もちろん、お金がかかっているもの。
ガーナでの生活を経験したからこそ、もったいないよなあと心底思ったのです。
ですから、JUJUBODYでは、余計な梱包をしていません。その余分なコストにかける分を、素材にかけ、質の良い商品を作って、リーズナブルに提供したいので。
届いた包みを開けて、なんか飾りっ気ないなあ、と思われる方もいらっしゃるとは思いますが(笑)
そして、無駄な梱包をしなくても良いように、外箱も選択しました。
モリンガオイルは、ガラス瓶を使っているので、割れないよう台座を中に入れた外箱を採用することで、中身が動かないので、外側を包装しなくても、船便での海外発送にも対応できるようになっています。
TRUE BUTTERシリーズは、プラスチックなので、余計な台座などを使わず、箱にピチッと密着させることで、中身が動かないようにしています。
ただし、そのために外箱が開けにくくなってしまい、開け口に切り込みなどを入れるべきだったなと反省しています。既に、多めに箱を刷ってしまっているので、すぐに改善できませんが、この点は次回は改善したいと思っています。
また、TRUE SHEA BUTTERは、気温の変化で硬度が変化する性質に合わせ、硬いときには、スパチュラで取って使い、「面倒だわ!」という方がそのまま指を入れてシアバターを取れるように、底の浅いものを採用しています。
化粧品の容器って、かさ増しのために、底上げされた容器が多いので、意外と底の浅いものって少ないのです。
容器素材も、特にシアバターは、ガーナ人の生活に欠かせないものですから、ガーナ人のオープンさを大事にしたかったので、高級感ではなく、洗練されていながらも、気軽さ、親しみやすさがある素材が良いなと思い、現在の容器に至っています。
どうでしょう?
そんな意図が伝わってますでしょうか?