ファスティング

年末年始、豪華なお料理をたくさん食べ、体重が増加して悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

そんな方にお伝えしたいのが、「ファスティング」です。

そう、断食。一定の間、食事を取らない食事法です。

断食と聞くとどのようなイメージを持たれるでしょうか?

私自身は、「不健康」なのではないかという思い込みがありました。

朝、昼、きちんと食べ、夜を軽くするのが健康的な食事法だと思っていたのです。

しかし、昨年末からパーソナルトレーニングをしたり、適度に運動をし、糖質を抑え、間食なく、いくら健康的な食事法を実践しても、ウエストサイズなどは落ちても、体重は全く動かない状況が続きました。

筋肉は脂肪より重いので、一時的なものかと思いましたが、いつまで経っても変わらず。

更に、巷でよく聞く、「昼食後に眠くなる」という現象を初めて体感するようになり、これは良くないサインだと解決法を模索する中で、辿り着いたのが「ファスティング」だったのです。

「1日1食」を推奨する南雲先生や、内分泌代謝や糖尿病を専門とする医師も「ファスティング」を推奨する方が多くいますが、それでも半信半疑だったのです。

しかし、きちんと調べてみると、これは良いセルフケア方法だと納得し、実践してみることにしました。

<そもそもなぜ太るのか>

ダイエットを行うときに、よく注目されるのは、「カロリー」です。

1日の摂取カロリーを消費カロリーより低くすれば痩せるという考え方がありますが、そもそも体には、カロリーそのものを利用する生理的経路はなく、摂取カロリーを減らせば、体重が減ることを証明する研究はありません。

いくら低脂質でカロリーを制限した食事にしても、初めは少し体重が減っても、同時に体も低いカロリーで機能するように消費カロリー、基礎代謝量も減っていくので、体重は横ばいになりそのうちまた増えはじめてしまいます。

そう、食べる量を減らしても、あまり意味がないのは、このためです。

糖質制限も、最初は、痩せますが、年単位で経過をみると、いくら糖質制限を継続していても、またもとの体重に戻ってしまいます。

特に、太っていた期間が長いほど、元の体重に戻ろうとする作用が強いのです。

また、いくら運動をしても、運動をして燃やせる脂肪は、5%が限界です。

<太る原因は、インスリン>

太る根本的な原因は、血中の「インスリン」というホルモンの濃度が高くなることによってホルモンの複雑なバランスが崩れることにあります。

最新の研究では、インスリンが体重の規定値を調整する働きをしていると考えられています。

ストレスを感じると放出されるホルモン「コルチゾール」は、インスリン値を増加させ、体重増加に繋がります。

ストレスは、のんびりテレビを見ているだけでは減らず、ヨガなど活動的な行為によって軽減されます。

運動は、むしろ体重を落とすためではなく、コルチゾールを減らすために意義があります。

インスリンは、食べ物の種類によって分泌される量に違いはありますが、食べ物を食べると分泌されます。

したがって、「食べる回数を減らす」、「空腹の時間を長くする」ことが体重を落とす鍵です。

<ファスティングは健康的>

そもそも人類が1日3食を食べるようになったのは、ここ最近のこと。1日3食自体が食べ過ぎなのです。

イスラム教でも断食の習慣があるように、世界中で何千年も行われてきました。

食べ物を消化するのは胃に負担がかかるため、空腹の期間を長く保つことで胃を休ませ、体を浄化することができます。

<間欠的ファスティング>

16時間空腹の時間を作る、3日間固形物をとらないなど、様々な方法がありますが、私が実践しやすく、効果を感じたのは、24時間の間欠的ファスティングでした。

朝昼を抜かし、夜だけ食べ、翌日は3食食べ、その翌日は、朝昼を抜かす・・・というサイクルを繰り返すもの。

食事の注意点としては、飲み物はいくら摂っても良いのですが、甘味料の入った甘い飲み物はとらないこと。

人は、通常、糖をエネルギー源としますが、糖分がない場合、脂肪をエネルギーに変えます。

この時に、脂肪が燃焼されるため、甘いものを摂っていると、脂肪燃焼が促進されません。

また、野菜とタンパク質中心の食事にし、あまり重い食事を摂らない方が効果的です。

お水をたくさん飲み、少し塩分を取った方が良いので、具のない味噌汁やこんぶ茶などをお昼過ぎに取ると、満足感もあり、無理なく実践できます。

実際、胃が痛くなったり、くらくらしたり、辛く惨めな状況になるのではないかと思っていたのですが、初日の午後14時過ぎから18時の4時間ぐらいの間、「お腹空いたな〜」と感じ、ちょっと辛かったのはその時ぐらいで、その後は少し食べるだけで満足できるように食欲が調整されるので、苦なく行えます。

むしろ頭が冴えて、体が軽く調子が良かったです。

しかも、食費も食事に費やす時間も浮きます。

きちんと食べないといけないという刷り込みから解放されると、「何を食べようか」と考えることが多くストレスになっていたことにも気づきました。

食べる回数が減った分、食事も美味しくいただけますし、外食も変わらず楽しめます。

最初の1週間で2キロ痩せ、体の浮腫みがなくなりました。

今では、好きなものを食べてもリバウンドなどなく、体重をコントロールできるようになりました。

ファスティングは、体を調整しリセットする術になります。

まずは、1週間から始め、適宜、時間や期間を長くするなど試してみてください。

<モリンガでファスティングをサポート>

このファスティングをサポートしてくれるのが、モリンガです。

モリンガには、ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸などの栄養が豊富に含まれています。

市販のファスティング補助食品には、人工甘味料や添加物が多く含まれていますが、ホールフードのモリンガは、一切添加物を含むことなく、体に必要な栄養が手軽に取れるので、より健康的です。

ファスティング中は、モリンガティーを飲み、食事の際には、モリンガタブレットやモリンガパウダーをいつもの倍摂ってみてください。

お通じも良くなり、デトックスが促進されます。

<ファスティングを避けたほうが良い場合>

妊活中の方は問題ありませんが、妊娠がわかったら、ファスティングは中止してください。

また、育ち盛りのお子様など18歳以下の方には、ファスティングは推奨できません。

糖尿病など、既存疾患のある方は、主治医の先生と相談してみてくださいね。

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