大統領選挙が無事に終わって、新しい大統領が誕生したガーナ。
アフリカで最も民主主義が発達していると言われるだけあり、大きな混乱もなく、平和的に大統領選が行われた模様。
少なくとも、弊社が抱えているプロジェクトには、前政権よりも好転する兆しがみられるということで、来年以降が楽しみ。
そんな平和を愛するガーナ人が、大統領選を巡る一連の報道の中で、猛抗議をしたというのが、CNNのこの報道。
「Akufo-Addoにとって国家経済が主要課題だろう。
2007年にガーナ沿岸で原油埋蔵が発見されたが、ガーナ人はいまだに日々の食事にありつけずに苦しんでいる。停電は日常茶飯事で、市民は物資を得るのに長蛇の列をなすことも多い」
というこの報道に、
SNSでは、
2つ目のパラグラフが自分の国を指しているとは思えない!
と、大炎上。
ガーナ人から猛抗議がCNNに相次ぎ、”Stores are generally well stocked, and food shortages are rare”. 「お店にはよく商品が揃えられており、食糧不足は稀である」と、訂正文を出すに至ったそう(笑)
http://citifmonline.com/2016/12/11/ghanaians-force-cnn-to-amend-election-story-after-outcry/
アフリカというと、未だに、食糧不足、飢餓のイメージがデフォルト的につきまとうようだけれども、少なくとも、ガーナでは、どんなに貧しい人でも食べ物にありつけない、餓死するなんて話はまずない。
食事は、必ず誰かが、ある人が分け与えてくれるしね。
都市部では、むしろ、肥満が問題になっているぐらいだ。
普段は穏やかなガーナ人の、プライドの高さが垣間見れる事例でした。