ガーナについて

スクリーンショット 2015-10-08 23.32.45アフリカ西部に位置する、ガーナ。

日本から直線距離にして1万5,000Km、赤道直下の1年中常夏の笑顔溢れる国。

2度の政権交代を含む6回の選挙を平和裏に実現させるなど、政治的・社会的安定を保ち、西アフリカの民主主義をけん引する、西アフリカのゲートウェイと評される国です。
ナイジェリアに次ぐ、西アフリカで2番目の大国で、現在、ガーナの人口は約2,600万人。綺麗な人口ピラミッド型を描いています。

南部、沿岸部の都市ではキリスト教徒が多勢で、北部の乾燥地帯にいくほど、イスラム教徒が多くなります。7割を占めるキリスト教徒とイスラム教徒が、仲良く暮らしています。
15世紀以降、ゴールド・コースト(黄金海岸)とも呼ばれ、金に加え、奴隷貿易が行われた地でもあります。

ガーナ内陸部の大都市クマシに栄えたアシャンテ王国は、敵対する部族などをヨーロッパ人に売り払い、武器を購入し力を蓄えていったのです。
西アフリカからアメリカ大陸へ連行され、米国南部の綿花プランテーションの労働力となった事実は、日本でも広く知られていますが、実際には、欧州から持ち込まれた疫病の流行と酷使により亡くなった先住民に代わる鉱山での労働力として、ジャマイカ、ハイチ、ドミニカ共和国、ブラジルなどの南米に、より多くの黒人が渡っています。
ブラジルのサンバのステップにも、ジャマイカのジャークチキンのスパイスにも、 激しい弾圧を経てもなお、脈々と受け継がれる逞しくも豊かな西アフリカの文化と血が見て取れます。ガーナ人が、ブラジルのサッカーチームが好きなのも、そのルーツに共感するところが大きく、プレースタイルも彼らに通じるものがあります。
19世紀に入り、欧州列強各国によるアフリカの植民地化が進み、奴隷貿易衰退と共に、アシャンテ王国の財政基盤も揺るぎ始めます。

度重なる戦いの末、1902年に英国に併合されるも、1957年に、アフリカで初めて、現地人が中心となってヨーロッパ宗主国から平和的な方法で独立を達成します。以降、軍事政権が幾度か交代することになりますが、いずれも無血で、内戦状態に陥ったことのないガーナは、アフリカで最も平和な国の一つといえます。

10を超えるローカル言語と民族を抱えますが、公用語は英語で、学校教育は英語で行われています。95% のガーナ人が初等、中等教育を受けており、アフリカの中でも高い就学率を誇っています。
ガーナは、農業・鉱業等に依存する典型的な一次産品依存型で、主要輸出品も金、石油、カカオ豆が上位を占めます。

2010年末から、沖合油田での原油生産が始まり、海外からの投資が相次ぎ、経済成長率 2011年15%、2012年8.8%、2013年7.1%(世界銀行)と飛躍的な成長を遂げました。

一人当たりのGDPは、1,462 ドル(世界銀行)まで伸び、世銀の分類では、中所得国となりました。しかし、15.5%と高いインフレ率と、電力問題もあり、経済成長率は、2014年には、4.2%にまで低迷しています。
GDPは2013年で約442億ドル、長崎県とほぼ同じ経済規模です。商圏として物足りないという声も聞こえるかもしれませんが、まだ、この国には、先進国のような市場競争が存在せず、製造業が発達していないため、足りないものばかりです。
そして、西アフリカのゲートウェイ、ガーナから、 ECOWAS (西アフリカ諸国経済共同体/Economic Community of West African States )に属する15カ国、約3億4,000万人の消費圏が広がっています。
フランス領下に置かれた国が多い西アフリカ地域は、フランス語を公用語にする国も多いのですが、英語圏のガーナとナイジェリアだけでも、ECOWAS圏人口の6割を占めます。2030年には、ECOWAS圏の人口は4億5,000万人(King’s College London調べ)を超えるという報告もあります。

大らかで平和を愛する国民性と、安定した政情に惹かれ、経済圏としては勝るナイジェリアではなく、ガーナに拠点を置く国際企業も多いのです。

さて、ガーナは取るに足らない経済圏でしょうか?
《ガーナ、ハイライト》

  • 面積:23万8,537平方キロ 日本の約3分の2
  • 人口:2,644万人(2014年)<出所:世銀> サブサハラ以南ではナイジェリアに次ぎ2番目に人口が多い
  • 共通語:英語
  • 通貨:ガーナセディ
  • GDP: 386.5 億ドル (2014年)
  • 一人当たりのGDP l: $1,474(2014年)<出所:世銀>
  • インターネット普及率:19.6% (2014年) <出所:www.internetworldstats.com>
  • 95% のガーナ人が初等、中等教育を受けており、アフリカの中でも高い就学率を誇る <出所:Unicef>
  • 2021年には、人口2900万人、一人当たりのGDP $2,759、インターネット普及率62%になると試算されている  <出所:Kinnevik Capital Markets Day 18 September 2014>