代表者挨拶

”アフリカの豊かさを伝えたい”

 

VIVIA JAPAN株式会社 は、日本とガーナを繋ぎ、両国の距離を縮め、エンパワーするために誕生しました。

2013年、オランダのビジネススクール、Nyenrode Business University 在学中に自然とキャンパスで親しくなったのは、ヨーロッパ出身の学生でも、アジア出身の学生でもなく、これまで知ることのなかったアフリカ出身の学生たちでした。

彼らは、皆、知的で、思いやりに溢れ、朗らかで、そして何より、自分の国に対する誇りと愛情に溢れていました。

そして、熱い口調で、「国内の雇用を増やしたい」と語っていました。

これまで、自立と経済的自由のためにキャリア形成をしてきた私にとって、自国の発展のために寄与したいと、そのきっかけを求めて学びにやってきた同年代の友人の志は、衝撃的でした。

 

いつしか、そんな想いに共感し、ガーナ人クラスメイトと共に、卒業後、オランダからガーナに渡りました。

シンプルで安価なテクノロジーとビジネス知識の応用で、現地の商業活動の活性化を目指すMindNET Technologies Ltd. を設立。その後、1年かけてガーナ初のファッション&ライフスタイルグッズに特化したオンラインストアVIVIA.com.gh を立ち上げました。

 

そうして、VIVIA.com.gh  立ち上げで奮闘する中、良い物作りをしている起業家たちと会う度に直面したのは、

「アフリカで起業することの難しさ」でした。

ある会社は、原材料を現地調達していたため、 クオリティーコントロールに見合う材料がなかなか手に入らず、

生産自体ができずにいました。

 

また、ある会社は、停電が3日連続など頻繁に起こる地域に工房があったため、生産が侭ならずにいました。

ジェネレーターを導入したくても、業務用ジェネレーターは高く、導入資金に悩んでいました。

生産量を増やすための機械を買う資金不足にも悩んでいました。

 

ガーナでは、中小企業は銀行から借り入れを行うことができず、マイクロファイナンスからの借入金利は、30%を超過します。

一方で、不正が横行し、外国からの支援金は、政治家など一部の人々に流れていきます。

インフラも、物資も、資金調達機会も、情報量も限られます。

それでも前向きに、母国の発展を願いながら、物作りに励む若い起業家たちが、そこにいました。

 

アフリカでは、今、“Brain drain” 欧米で教育を受けた人が、母国に帰らず、そのまま欧米で就職、滞在するという「頭脳流失」問題が警鐘されています。腐敗が横行する理不尽な現地の生活に戻るより、欧米で教育を受けた後、楽で快適な環境での暮らしを選択する人が多いのです。

また、母国に戻り、国の発展のために働きたいと思っても、培った技術や知識を活かす就職先が少ないという

‘Brain strain’という問題も浮上しています。

 

ガーナで、特権階級出身でない若者が「ゼロから何かを成し遂げる」のは、並大抵のことではありません。

それでも、国外で安易で便利な生活を送るという選択肢を取らず、国内で、あえてチャレンジをする彼らに深く共感し、尊敬すると共に、共に成長していきたいと思うようになりました。

 

これらの課題に「ビジネス」で対処することが私達の願いとなり、いつしか、VIVIA.com.gh は、単に、SMEにオンラインという新しい販路を提供するだけでなく、同時にビジネスコンサルティングを行い、生産性向上のための解決策を共に模索していくようになりました。

 

起業家の事業拡大により、新しい雇用や、最先端の技術や知識を活かす場所を創造していくこと、それが、ガーナの発展を最もSustainable な形で寄与する方法だと考えます。

 

VIVIA JAPAN では、VIVIA.com.gh の運営で培った現地の生産者とのコネクションを活かし、フェアトレードを

モットーに、素敵な素材、製品をガーナから届けすることで、ガーナの小さな起業家たちを応援します。

それは、決して、「彼らのため」ではありません。

忙しい日本が忘れてしまった彼らの豊かな文化、ライフスタイルを日本に届けたいから。

 

そして、物作り日本が誇る素晴らしいメイド・イン・ジャパン製品、技術力をガーナに発信していきたいと思います。

そうして、フェアな立場で、両国間の距離を縮め、お互いに異なる良いモノ、文化、価値を理解し、取り入れていくことで、

より良い暮らしを共に創造していくことが、VIVIA JAPANの願いです。

 

 

代表取締役 大山 知春